マイケル・ゴールドハバー
■「自分と妥協してはいけない。あなたには、すごいことができるんだから」
ジャニス・ジョプリン
■「二年ぐらい前に気がついたの。私はもう、どこかの誰かさんではなく、
ブランドなんだって」
マーサー・スチュアート
年功序列、終身雇用がくずれ、リストラ、業界再編製など等もあり、どん
な会社にいたとしても、油断ならない。
だけど、おもしろい時代が来た。
考えただけで背筋がぞくぞくする(いろんな意味で)。
思う存分、自分の力を試せる時代が来てる。
私は、この仕事をうまくやらなければ、次の仕事は来ないという仕事が好
きだ。(植木屋さんのように、ハリソン・フォードのように)
喝采をあびるか、罵声をあびるか、私はそういう世界で生きたい。
新しい時代が来たといっても、3世代前と本質は実は変わってない。
要するに、自分の才覚で生きるしかないのだ。
その場、その場が真剣勝負だ。
新しい時代とは「ルールのない乱闘」のことだ。なんでもありだ。
こんな話を聞くと、胸がワクワクするか、それとも足がすくんでしまうか。
何をやるかは全て、自分で決められるようになったのだ。
こんなにうれしいことはない。
要は気構えである。当分の間は、会社勤めを続けるとしても、個人事業主
のように考え、行動しよう。
個人事業主は独立独歩、頼りになるのは自分の腕だけだ。その腕を常に
磨いていかなければ、明日にでも食いっぱぐれる。
誰にでも頼らずに自分の力で生きていける人を、私は「ブランド人」と
呼びたい。
違いがわかるもの、お客さんの期待を裏切らないもの、人の心を癒すもの
グッとくるもの、それがブランド人だ。
【例えば】
雇われもの・・・やれと言われたことだけでやる。
ブランド人・・・人々の記憶に長く残る仕事をする。
雇われもの・・・書類とにらめっこして、時間をつぶす。
ブランド人・・・日々、切磋琢磨し、達人を目指す。
雇われもの・・・これをやるように部長に言われたんです。もう、うんざり。
ブランド人・・・このプロジェクトを選んだのは、新しい勉強ができるから。
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